徒然なるままのつぶやき
こんな環境で描いています

それほどスペースを必要としないので、部屋の片隅にテーブルを置いてイラストを描いています。以前は小さなちゃぶ台のようなものを使っていたのですが、胡座をかいて座っている時間が長くなるせいか、腰や膝に負担が掛かってしまったらしく痛みが出るようになって、3000円くらいの折り畳み式テーブルをホームセンターで購入しました。現在は椅子に座って描いています。
テーブルの向こう側にモニターの画面がありますが、テーブルの下にはMac(パソコン)が置いてあります。画像編集をする時に活用しています。

大きなテープルではないので、最大でもB2判サイズの紙・イラストボードを載せるのが精一杯です。これらを1枚配置すると、その他の道具は置けないほどです。写真に写っているケント紙はB4判です。B2判は面積にするとB4判4枚分(縦横 2 X 2倍で4倍)になります。

テーブルの上には、恐らく当座に必要となるだろうと思う何種類かの鉛筆や、練り消しゴム、プラスチック消しゴムなどを適当な箱にまとめて置いています。SDカードなども移っていますが、これはデジタルカメラで作品を撮影した際にパソコンへデータを移動する時に使用するもので、イラストを描くこととは関係ありません。
練り消しゴムが2つ写っています。白い方はまだ未使用で練ってただ丸めたままのものです。少しグレー掛かっているものはいくらか使用したものです。
ケント紙をクローズアップしてみました。なんと30年ほど前に100枚セットのものを購入し現在になって使用しています。少し周りから黄ばみ掛かってきています。考えがあってそうした訳ではなく、ただブランクが25年ほどあったために黄ばんでしまったのです。今ではそれはそれで古びた味があって良いかなと勝手に思っています。写真のカラー調整が上手くできなかったのですが、実際はこの写真ほど黄ばみは濃くありません。


鉛筆をクローズアップしてみました。左側4本が日本製で、三菱のHi-uniおよびuniです。その右側3本がドイツ製のものです。個人的には日本製のものが好みです。滑るような描き心地でソフトな感じなのが性格に合っているようです。アメリカ製の鉛筆もあったのですが、ヨーロッパ方面のものはどうもしっくりきませんでした。何となく紙に引っかかる時があるからなのですが・・・。もったいないのでこのように使っていますが、あまり出番がないのでなかなか在庫が減りません。
中にはドロボー削りのように見えるものがありますが、これは短くなったものを強力な接着剤とテープでくっつけたものです。ある程度鉛筆が長くないと描けない線があること(腕全体でではなく手首を使って弧を描くようにする場合など)と、もったいないということがあって、このようにしています。
右から2番目はシャープペンシル。背景の処理に活躍しています。そしてカッターナイフ。プラスチック消しゴムを切って角を作るために使用します。細かなところを消す時などに「角」が必要になります。

定着液のスプレー缶です。480ml・1500円くらい(税別)。このメーカーには3つのサイズがあったかと思いますが、私は結構使うのでお徳用の一番大きなものを購入しています。これでも美術学校などで行う石膏像デッサンで、大きな木炭紙(A1判くらいはあるのではなかったかと記憶しているのですが)に念入りに吹き付けると、数枚程度というように早くなくなってしまうようです。私の作品はサイ ズが小さいものばかり(B4判くらいが主流)なので20〜30枚くらいは吹き付けられるのではないかと思います。

ここまで使えば鉛筆も本望かと思うのですが、更にキャップなどを使えばもう少し芯を減らすことができますね。
カッターナイフを使えばもう少し削れそうです。器用な人は鉛筆削りではなく、カッターナイフで鉛筆を削っています。確かにその方が無駄が少なくなると思います。
テーブルの向こう側にはCD・SDプレーヤー兼ラジオがあります。独り黙々と制作をするので音楽(BGM)はやはり欲しくなります。こんなものでも無いよりはマシといった具合です。
と言うのも、別室にはいわゆるオーディオコンポーネントがあるのですが、安物とは言っても本格的なコンポーネントは今時のこじんまりとしたオーディオとはやはり違います。先日も久々に聴いていたのですが、気付くと3時間が経っていました。今はデジタルの小さなプレーヤーが主流となり、ファイルサイズを抑えるために、耳では聴き取れない低音や高音はもちろんのこと、人間の耳でも聴こえる中音域でさえも間引くような圧縮をした音源ばかり。CDでさえもそれらに含まれていると思います。年齢の若い人はアナログレコードやオープンリールテープ、カセットテープなどは聴いたことも見たこともないと思います。ひょっとしたら親御さんが所有しているかもしれませんが、若い人ご自身が使用したことはないでしょうね。
20代の頃初めてMDなるものを聴いた時、あまりにも薄っぺらい音に愕然とした記憶があります。PCなどの普及によりデジタル音源も飛躍的に発展し、そのクリアな音質にアナログ音源があっという間に廃れてしまいましたが(そう、アナログ音源にはノイズという問題がつきまといましたし、コピーを繰り返せば音質が劣化するというジレンマがありました)、時々ですが、アナログの代表でもあるカセットテープなどをカセットデッキやアンプ、少し大きめのスピーカーで聴いてみると、音の空間・広がりや奥深さのレベルが全く違うことに毎回驚かされます。
私の年代の男性はオーディオにこだわる人が多かったのですが、当時のものは結構ものが大柄なものが多く、ものによっては部屋のかなりのスペースを占有したものです。現在ほど部品がコンパクトに製造できなかったこともあり、多少小型化が実現したミニコンポというものも一時期流行りましたが、それでも図体が大きくて部屋に置くとそれなりにスペースを取ってしまうという難点は依然ありました。でもそれがトレンドというか当たり前のように感じていたので苦にはなりませんでした。特に低音の迫力にこだわるとスピーカーの小型化にも限界があったのも事実だったと思います。ところで近頃は「大きなもの」はあまり流行らないようですし、「コンパクト」は「合理的」という図式が浸透しているようなので、もう、コンポーネント・オーディオなんてものは時代遅れなのでしょうか。
今日、PCに小さなスピーカーをつないだり、イヤホンをつないで音楽を楽しんでいる人が増えています。大きな音を出せない環境であったり、好みの問題もあるので私の価値観を押し付けられませんが、せめてみかん箱くらいの大きさのスピーカーで音楽を聴いたなら、また別の次元の音楽に出会えるのではないかと思います。
私の話に戻します。常々音質の違いを感じていたので、イラストを描いている時もコンポーネントで鳴らした音楽を聴いていたいのですが、部屋が離れているので物理的に不可能。仕方がないので小さなシステムで我慢です。唯一の救いはiPodにヘッドフォンをつないで聴くことができることです。iPodには圧縮音源しか入っていないのですが、ヘッドフォンが優秀なのでさほど不満なく聴くことができ、作品制作に集中できます。
更に最近思うのは記録媒体としてのカセットテープの凄さです。30年以上前に録音したものでも今でもちゃんと聴くことができます。経年劣化により少しは当時よりもダイナミックレンジが狭まっているのでしょうけれど、私にはその変化が分かりません。対して、CD-RやDVD-Rに音楽や映像を記録したものの中には、1年で読み取り不可能となり、数十枚も破棄したことがあります。カセットテープも同じ部屋に保管していたのですが。今でも時々保管状態が悪いと再生できないDVDやブルーレイディスク(BD-R)が出てしまい、残念というか悲しい思いをすることがあります。CD-RやDVD-R(BD-R)の歴史の浅さを感じます。PCの分野でも大切なデジタルデータは、現在のところCD-RやDVD-R、ブルーレイディスク(BD-R)のような媒体よりも、磁気テープに保存する方が安全だと主張する人がいますが、分かるような気がします。
ところが・・・・・・。
2018年夏から秋にかけて、所有している2台のカセットデッキが相次いでご臨終となりました。修理は不可能に近いようなのです。でもどうしてもカセットテープを聴く環境を残したくて、間に合わせに東芝のTY-CDX9というCD・SD・USB & ラジカセを購入しました。ちょうどその頃、ワイヤレスヘッドホンに興味を持ち始め、気がつくと2つのヘッドホン、イヤホンが側にあり、以前から使用しているAudioテクニカのヘッドホンにも Bluetooth レシーバーを接続して、ワイヤレスで音楽を聴く環境を構築していました。TY-CDX9にも Bluetooth トランスミッターを繋いでワイヤレスで音楽を聴けるようにしました。ワイヤレスで音楽を聴きながらイラストを描く、その他の作業をする、両手が自由に使えコードが体に纏わり付くことも無いのは実に快適です。一度経験すると抜け出せなくなる気がします。

東芝のTY-CDX9
どうしてもカセットテープを再生できる環境を残したくて購入しました。SD、USBも使用できます。Bluetooth トランスミッターも併用してワイヤレス環境にしています。
画面の左隅に見える黒いものがトランスミッター兼レシーバーです。

Audioテクニカ ATH-A700X
少し低音のダイナミックさに欠けますが、なかなか素直な音質だと思います。イヤーパッドに難があり、1〜2年でボロボロになるので、その点をネットでは酷評されています。私のものも同じ状況になりましたが、ストッキングをカバー代わりにして問題なく使用しています。
厚みの薄いストッキングは皆無に近いほど音質に影響しません。

SONY WH-1000X M3
ノイズキャンセル機能付きワイヤレスヘッドホンです。高音から低音までとても素直な音質です。個人的には最高の音質だ思います。やはりストッキングで覆っています。見た目は悪いですが格安でできます。製品化されたカバーだと数千円はします。
イヤーパッドを保護するためと、夏場の耳との接触面のべたつき感を無くすのに効果があります。とにかく最高です。30時間程度の音楽再生ができます。255gという重さもほとんど苦になりません。耳・頭部へのフィット感も抜群です。