30年以上前に描いたものから最近のものまで、人物を描いた作品です。25年以上ブランクがあって数年前から再び描き始めました。静物や自然、風景といったものには興味がなく、もっぱら女性を中心とした人物画を描いています。自己満足でいい、徐々に形になっていくことに高揚感や心の安らぎを感じています。

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一番苦労するのは表情。例えば笑顔を描いても、自分の作品を観るとどこか違う。笑っていない。漫画のような技法で表現しようとすればわざとらしくなり、不自然になってしまいます。自然とすまし顔ばかりになってしまう。

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目を細めたり、目尻をあげたり、口角を上げたり、頬の筋肉の様子を工夫したり、写真をとにかくじっくり睨むように観察するのですが、無意識のうちに自分の顔は笑顔を作ろうとしているのですが、その気持ちが作品に繁栄されないことに落胆と無力さを覚える日々です。